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女王様快楽堕ち2「麻理編」
第29章 朝を迎えて
妙な空気が流れてしまい、気まずさを感じた麻理はシャワーを浴びに行った。ベッドルームでのミカと二人だけの時間をまだまだ過ごしたかった麻理だったが、過去のことを聞かれたらアルテミスで女王様をしていたことまで話してしまいそうな気がしていたのだった。

「あん。私ももうちょっと麻理とイチャイチャしていたかったのに。麻理ったらいけずね。急に恥ずかしそうな顔をしてたけどどうしたのかしらね…」

【15分後】

ミカから下着を身に付けることを許された麻理。部屋に戻ると拘束具やバイブなどのSMグッズは片付けらており、Hederaに向かう準備ができていた。ミカとの甘い時間は終わり、ミストレスたちに集団で調教されるという現実が麻理に突き付けられる。

「麻理、準備できたらHederaに向かうわよ。麻理を調教する為にキャストのミストレスたちには朝からお店に来るように連絡してあるから。朝早いのにみんなやる気満々だったわよ。フフフ…」

「は、はい…分かりました。すぐに部屋を出る準備をしますから。ちょっと待ってください…」(本当にミカさんの奴隷にされて調教されるんだ…朝からみんなやる気満々ってどうなっちゃうんだろ…)

SMクラブの元女王様の麻理がSMバーで本格的に調教される時が迫る。覚悟はできていると言った麻理だったが集団で調教されるのはアルテミスでエリカに陥れられて以来であり、その時の記憶も甦る。

「フフフ…急に不安そうな顔になったわね。まあ、無理もないわよね。でも、麻理は私の奴隷になると誓ったんだからもう後戻りはできないわよ。私が麻理のマゾを引き出して、真奈美みたいな立派なマゾ奴隷に仕立ててあげるわよ。麻理には堕ちるところまで堕ちてもらうから。覚悟しなさいね」

「お、堕ちるところまで堕ちる…」(ミカさん、そんな怖いこと言わないで。ああ、亜里沙…)

不安そうな表情の麻理とニコニコと笑いどこか楽しそうな表情のミカ。麻理はもうあとに戻ることはできない。二人はマンションをあとにし、徒歩で駅前にあるHederaに向かっていった。
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