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第9章 視線

「フフフ…素直な麻理さん。凄くステキよ。そうやって自分に嘘をつかない人のこと私は好きよ。いいわよ。縛ってあげる。でも一つだけ条件があるわ」

「えっ、条件ですか？」


ステージ上ではこの夜のSMショーの主役・マゾ奴隷の真奈美が全裸で目隠しをされた状態で女王様に緊縛され、右足を吊り上げられている。丸出しにされた真奈美の局部にはスポットライトが当てられ、惨めさを演出していた。

「ああ…こ、これは嫌です…恥ずかしすぎます…はああ…み、見ないでください…はああ…」

屈辱的な姿にされた真奈美は女王様に電マで乳房とクリトリスを執拗に責められ、何度も強制的に絶頂させられていた。真奈美が絶頂する度に客席から拍手がおこり、女王様が手を挙げて客たちの声援に応えていた。

盛り上がる客たちに応えるように女王様はフックに通している縄を引き上げ、真奈美の局部が客たちによく見えるように右足がさらに高々と吊り上げられた。女王様のパフォーマンスに客席のボルテージはさらに上がっていった。そして女王様はステージ上に置かれている小さなテーブル電マを置き、代わりに太い一本バイブを手に取り、真奈美の顎を掴んで不敵に笑った。


「あ、あの…ミカさん、条件というのは？」

「そうね…服を脱いで下着姿になってもらおうかしら。丸裸になるのは恥ずかしいでしょうから許してあげるわ。ブラジャーとパンティは着けてていいわよ。マゾなんだからそれぐらいはできるでしょ」

ミカに服を脱いで下着姿になることを緊縛の条件に出された麻理は戸惑った。全裸になるように命令されるよりはマシであったが、知らない客たちの前で下着姿になることにはいささか抵抗があった。

しかし、屈辱的な命令をされることにさえ快感を覚えてしまうマゾである麻理はゾクゾクしていた。

亜里沙に毎日の調教で屈辱的な命令をされるよりも遥かに興奮していた麻理は下着姿になることを了承し、手を震わせながら服を脱いでいった。

「は、はい。分かりました…下着姿になればいいんですね…」（恥ずかしいけど下着姿の女の子はまわりに沢山いるし…裸になれって言われるよりは…）