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女王様快楽堕ち2「麻理編」
第15章 刺激と快楽を求めて
許してと言われて簡単に許せることではなかった。恥ずかしい姿の写真やビデオまで撮られてしまい、今まで通りの平穏な暮らしができなくなるかもしれない。アルテミスでの事件の傷を癒す為に東京から移住してきたのに、また別の地へ行くことになるかもしれなかった。しかし、麻理は態度とは裏腹に久々の興奮を覚えていた。

SMクラブで働き始めた頃は毎日が刺激的だった。それがマンネリしてきてからは刺激を感じなくなっていたのも事実だった。そして、SMクラブを辞め、亜理沙と二人暮らしを始めてからはさらに刺激のない毎日を過ごしていた。亜里沙のことは今も大好きで愛していた。しかし、亜里沙よりもミカのほうが刺激を与えてくれる自分が求めていた人物であることも意識し始めていた。

「少し考えさせてください。アソコが痛くなってきたんでそろそろ降ろしてもらえますか?」

「分かったわ。二人ともシャワー室があるから使って。新しい下着も用意してあるから。あと今日はお客さんを盛り上げてもらったお礼でお酒代とかは全部大丈夫だから。今日は本当にごめんなさいね」

パチパチパチパチ…

パチパチパチパチ…

麻理と亜里沙は手錠と足枷を外され、三角木馬からも降ろされた。スタッフに白いガウンをかけらた二人がステージから降りると、客たちから盛大な拍手が送られた。麻理と亜里沙はお互いを支えるように身を寄せ合い、震える手を握りながらスタッフに誘導されて控え室へと歩いていった。
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