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エリート妻色情飼育
第66章 第五十九章 最後の仕上げ
井上は感動していた。
尊敬する悟への裏切りが心を駆りたてる。

婚約者への裏切り行為がかえって井上に倒錯した想いを喋らせるのだった。

「お、俺だって・・専務が好きです。
尊敬してます。本当です・・・。
は、春香さんを・・・。
春香をあの人に差し出してもいい位です・・・」

その時、裕子の瞳が妖しく光った。

「んふふふ・・・
嘘よ、そんな事出来る訳ない・・・」

自分の卑怯さをあざ笑われているような気がして、井上はムキになって叫ぶのだった。

※※※※※※※※※※※※※※※

「秘密の部屋」の四周にある大画面の中。
裕子と交わる井上が叫ぶ姿が写し出されていく。
春香の見つめる前で。

※※※※※※※※※※※※※※※

『で、出来ますっ。
お、俺・・専務のためなら何だって・・・
本当に春香を抱かせてもいい。

おおおー・・いいっいいっ裕子さんー。
いいよー・・おおおお、本当なんだ。

信じてっ、裕子さん・・裕子さんー・・・』

裕子の身体を激しく貫く井上がいた。

『あああっー・・凄いっ、凄いー・・・
そうよっ、井上君っ・・もっと強くっ・・・

もっと強く抱いてっ、私をー・・・
悟よりも・・もっとぉ・・ああうぅ・・・』

裕子の腰が男の動きに合わせるように激しく動いていく。そんな女のセリフが井上の罪悪感を煽りカメラに向かって叫ばせる。

『うう、おおおおー・・・裕子さんー・・・
専務っ、すいません・・専務ぅ・・・

い、何時かキッと春香を抱かせますから。
おお、あああぁー・・好きだぁ裕子ぉ・・・』

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