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エリート妻色情飼育
第25章 第四部 犠牲 第二十二章 休日出勤
「やー、暑いなー・・今日はぁ・・・」
扇子を慌しく振りながら社長の幸造が姿を現した。
社長室で掃除をする春香を見つけると、人懐っこい笑顔を浮かべて言った。
「おー・・スマンな、佐山さん。
折角の休みやのに出てもろぉて・・・」
「い、いいえ・・そんな事・・・」
裕子の妖しい魅力に怯えていた春香は、幸造の声に心底嬉しそうな声を出した。
最初はアクの強い老人と、嫌悪感までいかないとしても余り好感を抱いていなかったのだが、秘書として傍にいると大胆さの中にも廻りに気を配る優しさを見つけて、徐々にその人柄に惹かれるようになっていた。
井上が社長や専務の悟を尊敬するのも理解できるような気がするのである。
「今週はずっと地方に出ずっぱりやったさかい、
ようけ書類がたまっとんのや・・・。
伊藤さんも頼むでぇー・・・」
粗野な関西弁が今は楽しい。
重く沈んでいた春香の心も弾みそうに感じるのだった。
暫らくは幸造の指示通り、経理の整理や資料作りをしていたのだが突然、大声で二人は社長室に呼ばれた。
「伊藤さんっ、何やのこれ・・・?」
幸造が指差す扉を見て春香はドキリとした。
奥にある「秘密の部屋」の扉が開いていたのである。
扇子を慌しく振りながら社長の幸造が姿を現した。
社長室で掃除をする春香を見つけると、人懐っこい笑顔を浮かべて言った。
「おー・・スマンな、佐山さん。
折角の休みやのに出てもろぉて・・・」
「い、いいえ・・そんな事・・・」
裕子の妖しい魅力に怯えていた春香は、幸造の声に心底嬉しそうな声を出した。
最初はアクの強い老人と、嫌悪感までいかないとしても余り好感を抱いていなかったのだが、秘書として傍にいると大胆さの中にも廻りに気を配る優しさを見つけて、徐々にその人柄に惹かれるようになっていた。
井上が社長や専務の悟を尊敬するのも理解できるような気がするのである。
「今週はずっと地方に出ずっぱりやったさかい、
ようけ書類がたまっとんのや・・・。
伊藤さんも頼むでぇー・・・」
粗野な関西弁が今は楽しい。
重く沈んでいた春香の心も弾みそうに感じるのだった。
暫らくは幸造の指示通り、経理の整理や資料作りをしていたのだが突然、大声で二人は社長室に呼ばれた。
「伊藤さんっ、何やのこれ・・・?」
幸造が指差す扉を見て春香はドキリとした。
奥にある「秘密の部屋」の扉が開いていたのである。