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エリート妻色情飼育
第25章 第四部 犠牲 第二十二章 休日出勤
「ええ音やろ・・金かかっとるんやで・・・。
それから、これや・・・」

得意そうな幸造が次に押したスイッチに反応して四周を蔽っている鏡が突然消え、音楽から変わった波の音と共に海の景色が現れた。

「ほぉー・・・こりゃ、凄い・・・」

悟が思わず声をあげた。

「ふふんっ・・・中々やろ?
ディズニーランドにあったのと同じやで。
これも・・・」

「金がかかってる、でしょ・・・?」

悟がからかうように言った。

「解りましたからもう出ましょうよ。
ここは暑くてかなわない・・・」

確かに冷房の無い閉め切った部屋は暑い。
男達は余程暑がりなのか、顔中ビッショリと汗をかいていた。

「まあ、待てや。
今、クーラー入れるさかい・・・」

鈍い音と共に冷気が天井から噴出された。

「フーッ・・生き返る・・・」

春香は焦っていた。
早く部屋を出ないと、トンでもない事が起きてしまいそうな気がするのであった。

「それからビデオも見られるんやで。
何ぞ新しいデータが入ってたみたいやから、
さっき開いといたんや・・・」

幸造がスイッチを押すと海の景色が消えて一瞬、壁が全て真っ黒になった。
しかし直ぐに砂嵐の眩しい光りが四人を襲った。

「うっ・・・」

一瞬閉じていた目を開けた時、春香の目に信じられない光景が飛び込んできたのであった。

『あんっ、あんっ・・・。
んんっ・・・んっ・・・。
ふ、うぅーんん・・・ああふぅー・・ん』

白い裸体が踊っていた。
互いの身体を交錯させた二人の女の身体が、壁一杯の画面に何重にも映っている。

「あれ、こんなビデオあったかな?」
小首をかしげる幸造の隣で、春香は顔を蒼白にさせて震えていた。
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