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エリート妻色情飼育
第30章 第二十七章 裏切り
何故か興奮していた。
初めて見る淫靡な痴態は、春香を倒錯の世界へ導いていくのだった。

むず痒い感情が沸き上がってくる。

遂この間、処女を失ったばかりなのに。
アダルトな知識に疎い自分が、淫靡なシーンにくぎ付けになっている。

それには理由があった。

春香の身体は以前とは比べようもない程、敏感に開発されていたのだ。
毎日のように裕子に愛され、自分をイタズラするほどになっていたからだ。

「ああっー・・いいっ・・もっとぉ・・・」

身体が熱い。
裕子の身体を何度も味わった春香は、その表情から快感の強さが分かるのだ。

「むふぅっ・・おおほぉ・・・んぐぅ・・」

バストを頬張る幸造の背中に、焼きついている残像が蘇る。
初めて見た太いコックが、春香の心を捕らえて放さなかった。

何時しかそれを探すように視線を這わせている。
そんな春香の変化を幸造はしたたかに捕らえていた。

そして目を光らせると、裕子の手を自分の股間に導いていった。

「あぁ・・熱い・・・」
裕子が嬉しそうに呟き、ギュッと握りしめる。

視線がくぎ付けになってしまう。

浮かび上がった血管が絡みつくそれは、裕子の白い指とは対照的だった。
強調されたおぞましさが春香の心を捕らえて放さない。

(す、すご・・い・・・)

言葉を飲み込んだ。
切ない感覚に包まれていく。
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