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エリート妻色情飼育
第30章 第二十七章 裏切り
「どや、春香・・・見るのは初めてか?」
「い、いやっ・・・」

反射的に顔を反らした。

「遠慮せんでもええでぇ・・・」

幸造の言葉に体中がカーと熱くなった。
忘れていた怒りが込み上げてくる。

「ひ、ひど・・い・・・」
瞳を潤ませて幸造を睨んだ。

「おほぉー・・こわぁ・・・・」

おどけるような口調が更に苛立ちを投げてくる。
男は引き寄せた裕子の唇を奪い、貪っていく。

「ん・・ふぅ・・・んんん・・・」

裕子は抵抗もせずに自分からも舌を絡ませている。
見ないようにしようとするのだが、どうしても引き込まれてしまう。

(い・・やぁ・・・)

握り締めた裕子の指が上下している。
先端から透明な液体を光らせたそれは、別の生き物の如く動めいている。

「は・・あ・・ん・・・」
吐息が熱い。

むず痒さを感じる。
唇を離した裕子の顔が降りていく。

「んふぅ・・大きい・・・すご・・い・・・」
瞳を潤ませながら囁いている。

(す、すご・・い・・・)
春香の想いが裕子の言葉をなぞる。

(ほ、本当・・に・・・)
大きいと思った。

否定できない。
視線を外すことができない。
裕子の白い指が巻き付く赤黒いコックから。

春香の瞳が妖しい色に変わっていくのだった。
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