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【暴行野郎Xチーム】淫獄に墜ちて雌奴隷になった令夫人・千佳子
第34章 再会
「原因は俺だ。俺がやる気をなくしたからさ。女子大生3人もこの店に就職するって言ってくれていたんだが、俺がやる気をなくしたことに気が付いて、最初は、励ましてくれていたけど、俺が『真っ当な就職をしろ』と言って、就職活動をさせて、何とか、就職するところがあったのさ。秋田や山形から東京まで大学に進学させて、就職もせずに、水商売の女にさせては悪いと思ったのさ。以前なら、そんなことはなかったさ。『水商売を極めろ』とか言って、一人前にしていただろうけど。俺様自体が、続けていく気力がないのさ」
と。千佳子は、それを聞いたうえで、
「どうして?気力がなくなったの?」
と、訊いた。単なる合いの手でしかないだろうが、嬉しかった。
「気力…。やる気っていうのかな。女の子って、褒められると綺麗になるんだよ。俺様は、元ホストだからさ、褒めるのは上手なんだよ。だから、働く女の子たちを褒めて、褒めて、自信を持たせることができたんだ。そうすると、女の子は輝いて綺麗になれる。だから、俺様は、褒めれば綺麗になれる地方出身の原石を見つけるようにしていた。そして、みんな綺麗になって、巣立っていった。それでいいと思っていた。でも、この半年、その言葉が紡げなくなったんだ。褒めようと思っているのに、言葉が…」
とまで説明したが、言い淀んだ…。
「でも、さきほどだって、私に上手に話していたじゃない」
そこに、千佳子が話した。その通りだが、
「そうさ。本当のことだからさ。千佳子に出会ってから、頭の片隅に、ずっとその面影があってさ。ふと、比べるんだよ。目の前に女の子と…」
と、千佳子を見ながら話した。千佳子が視線を返してきた。その視線を躱すように、天井を見上げた。そして、
「褒めようと思うんだぜ。でもさ、思うんだ。千佳子の方が綺麗だって。そうすると、言葉が紡げなくなるんだ。褒めようと思っても、頭で思い浮かんだ言葉を、心がさ、否定するのさ。『本当にそう思っているのか?』って。そうなると、言葉が勢いに乗って出てこないのさ。自信無さ気に褒められても、それは、褒めていることにならないのさ。俺様の言葉を聞いた女の子が怒るんだ。『本当はそんなことを思ってもいないのに、言わないで』って」
と、続けたが、最後には、話しながら、思い出すこともあって、ため息が出た。
と。千佳子は、それを聞いたうえで、
「どうして?気力がなくなったの?」
と、訊いた。単なる合いの手でしかないだろうが、嬉しかった。
「気力…。やる気っていうのかな。女の子って、褒められると綺麗になるんだよ。俺様は、元ホストだからさ、褒めるのは上手なんだよ。だから、働く女の子たちを褒めて、褒めて、自信を持たせることができたんだ。そうすると、女の子は輝いて綺麗になれる。だから、俺様は、褒めれば綺麗になれる地方出身の原石を見つけるようにしていた。そして、みんな綺麗になって、巣立っていった。それでいいと思っていた。でも、この半年、その言葉が紡げなくなったんだ。褒めようと思っているのに、言葉が…」
とまで説明したが、言い淀んだ…。
「でも、さきほどだって、私に上手に話していたじゃない」
そこに、千佳子が話した。その通りだが、
「そうさ。本当のことだからさ。千佳子に出会ってから、頭の片隅に、ずっとその面影があってさ。ふと、比べるんだよ。目の前に女の子と…」
と、千佳子を見ながら話した。千佳子が視線を返してきた。その視線を躱すように、天井を見上げた。そして、
「褒めようと思うんだぜ。でもさ、思うんだ。千佳子の方が綺麗だって。そうすると、言葉が紡げなくなるんだ。褒めようと思っても、頭で思い浮かんだ言葉を、心がさ、否定するのさ。『本当にそう思っているのか?』って。そうなると、言葉が勢いに乗って出てこないのさ。自信無さ気に褒められても、それは、褒めていることにならないのさ。俺様の言葉を聞いた女の子が怒るんだ。『本当はそんなことを思ってもいないのに、言わないで』って」
と、続けたが、最後には、話しながら、思い出すこともあって、ため息が出た。