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【暴行野郎Xチーム】淫獄に墜ちて雌奴隷になった令夫人・千佳子
第34章 再会
「そうなのね。だとすると、記録係がいないのね」

と、話す千佳子。もしかして、前向きなのか?

「必要なら呼ぶぜ」

と、話すと、

「別に要らないけど。それに、あの人でなくてもいいと思うし」

と、答える千佳子。そうだろうな…。でも、そこまで話すということは、

「ってことは、俺の提案に乗ってくれるのか?」

と、訊いた。

「さあ、考えさせて…」

と、本当に考え込んだ千佳子。俺様の頭のなかに、ウルフの言葉が蘇っていた。

「セックスレスの女にとって、友人知人のセックス自慢程、ツラいものは無い。セックスレスを意識するし、まして、動画で送り付けられたら、見てしまう。そのうち、濡れてくる。我慢できるかな…。千佳子さんは、旦那以外とはしないというタイプだが、さすがに、オナニーはするだろう」

「欲求不満が溜まれば、疼くはずだ。まして、ママ友からマウントを取られ、見せつけられていれば…。お前のところに訪ねてくるのも時間の問題だと思う。頼むぞ」

という言葉。千佳子も、御手洗教授の奥さんというか、ママ友の美希さんの自慢をされて、疼いているのかもしれない。

本当に、『銀座にホストクラブはない』という言葉を聞いて、店を確認に訪れたのが本当だとしても、店の有無が気になるということは、俺たちのことを忘れていなかったということだし、今の話の流れからすると、脈はあると見た。

しかし、無理に押して、拒絶されると糸口すら無くなる。そこを考えて、

「考えてくれ。名刺の連絡先でも、あの店でもいい。店は閉めても、俺はしばらくあの店にいるから」

と、伝えた。

頷いた千佳子。祖父母に育てられたからなのか、所作が綺麗だ。頷き方ひとつでも、育ちが出る。本人は、両親を知らず、祖父母に育てられたことをどう思っているかわからないが、つまらない両親に育てられるより、古臭くても、礼儀作法、躾をしっかりしてくれる祖父母に育てられた方が、女性らしさという意味ではプラスなのかもしれない。そんなことを思った。
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