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【暴行野郎Xチーム】淫獄に墜ちて雌奴隷になった令夫人・千佳子
第15章 病院からの帰途
生活のために、セックス産業の中で生きてきて、歳を経て、自分の好みの女の人と…。

「皆さんは、好きな人や、奥さんとか、いないのですか?」

と、私は率直に思ったことを訊いた。リーダーのウルフが、

「好きな相手ができたかどうかは知らんが、満たされていないから、ここに俺たちは集っているんだ。少なくとも、痴漢師にとって、好きな人とか、妻とか、それら有無は関係ない。妻に痴漢をしても何も楽しくはないからな」

と、言って笑った。それは、なんとなくわかるような気がしました。夫が私に触ってきても、

「家に帰ってから」

の一言で終わってしまう…。

「そうだな。少なくとも客を好きになることはないな。ホストというと、モテると思っているかもしれないが、ホスト通いする女っていうのは、魅力的な女じゃない。魅力的な女なら、ホスト通いしなくても、周囲の男性が放っておかないだろ。放っておかれるような女が金を積んで、モテる体験ができる場がホストクラブで、そこでモテる体験を提供する男がホストだからね」

と、自嘲する感じの元ホストのジラーフ。

「そうなの?ホストクラブに出入りする女性は魅力的ではないの?」

と、訊くと、頷いて、

「そうだね。魅力的な女性は、結婚して、幸せになっているだろう。君だって、その1人さ。ホストクラブに通うのは、金はあっても、結婚できない、稼げても、女としての魅力に欠ける女が基本だね。あとは、結婚しても満たされない女。結婚したけど、夫に愛想をつかされて、相手にされないとか、夫に魅力を感じないとかね。男だって、魅力的な男ばかりじゃない。結婚はしてみたものの、つまらない男だって結婚してから気が付くことだってある。でも、経済的に潤っていれば、離婚はしたくない…。そういう身勝手な女も、ホスト通いする一類型だね。ま、まだ、そっちの方がマシかな。一度は選ばれた女だから」

と、話して、笑うジラーフ。
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