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【暴行野郎Xチーム】淫獄に墜ちて雌奴隷になった令夫人・千佳子
第16章 交渉決裂
そう。痴漢されている手や陰部は映っているけど、誰の手かわからない…。道具も映っているけど、誰がしているのか判明しない…。でも、しっかりと私の表情が映っている。声こそ漏れていないし、口はしっかりと閉じているけど…。確かにハイエナが言うように、表情が、煽情的というか、感じている顔…。

痴漢されて感じているというだけの動画…。誰が痴漢をしているのかは、まったく不明…。

「これって、ネット上にアップしたら課金しても見たいという男性、多いと思うわ」

と、話すハイエナ。グループLINEで同じ動画を再生しているシーライオン。その画面を後ろから見るジラーフ。ハイエナのスマートフォンの映像を見るウルフと、ベアー。

「約20分。動画再生回数を稼ぎやすい時間だ」

と、話すシーライオン。

「いいねぇ。この表情」

と、話すジラーフ。

「そうね。『痴漢に感じて、淫蜜を垂らす女」というタイトルでアップしたら、再生回数を稼げると思うわ」

と、嗤うハイエナ。私が黙っていると、嵩に懸かって話すハイエナ。

「というか、吉見先生のメールアドレスに添付ファイルで送り付けたら面白いかも」

などと言い出す始末。それは別に困らない。夫がそれでどう思うか、予想はできるから。夫は痴漢を恨んでも、私に何か思う人ではないと。

「それとも、3人の先妻の子たちに見せようかしら。継母は、こんな卑猥な女だって」

と、言って笑った。それは、どんな反応が返ってくるか、予想も想像もできない…。ただ、未成年の3人を巻き込むのは避けたかった…。でも、何か言えば、実行しかねない…。ここはポーカーフェイスで押し通すしかない…。

ウルフが、口を開いた。

「全部、やろうと思えば簡単にできる。ただ、未成年の子供に見せるのは、影響が大きいな」

ハイエナが嗤いながら、

「だから、面白いのよ。『痴漢されて感じる義母』だって知ったら、どうなるか、想像するだけでも愉しいわ」

と、話した…。この女ならやりかねない…。

「あと、あなたの大学や大学院時代の恩師に送り付けるのも面白いかも。優秀だった学生の変わり果てた姿に呆れるでしょうね」

と、嗤うハイエナ。それは、どうでもいい。もう、私には過去の世界だから。
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