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妄想女医 地獄のSM調教 性奴隷堕ち
第13章 真子、二度目の絶望
あれから一体どれだけの時間が経過しただろうか。

男たちによる徹底的な快楽責めによって真子は気を失っていた。勝手に好意を寄せられ、拒絶したことによってストーカーとなった元患者の梶山に監禁され、理不尽にSM調教を受ける女医の苅田真子。

何故、自分がこんな酷い目に合わなくてはならないのか。真子は首謀者の梶山に性奴隷を宣告され、奴隷誓約書を突き付けられていた。それは全裸で首輪を装着しての生活の強制、常に無毛にしていることやオナニーの報告など人権を無視したものだった。

さらに全財産の没収まで宣告され、すでに貯金は男たちに全額引き出されてしまっていた。加えて、男たちの借金返済の為に風俗への強制勤務、アダルトビデオの強制出演までも宣告されていた。

元々、被虐願望がありSMという行為には興味があったが、まさか自分が本当にSM調教を受けることになるなど夢にも思っていなかった。しかも、これまで男たちにされてきたことは愛読していた官能小説のストーリーとまったく同じ展開という不気味さもあった。親友であり同僚の医師でもある玲子とレズをさせられるというところまで一致していた。

真子が愛読している官能小説は「美人女医 奈落の性奴隷~地獄の監禁調教~」というタイトルのものだった。今の真子と同じように理不尽に監禁された主人公の若い女医が凌辱され、性奴隷にされる物語だった。真子は毎晩、この官能小説を読んでは自慰行為にふけっていた。それは病院での激務、仕事のストレスを紛らわかす僅かな楽しみでもあった。

しかし、真子はまだ最後までこの官能小説を読んでいなかった。もうすぐ最終章ということろで拉致されていたのだった。小説の中では十分に酷いことをされている主人公だったが、最後は恐怖の奴隷オークションにかけられてしまうというのがこの官能小説のラストだった。奴隷オークションにかけられた主人公にはさらなる地獄が待っている。真子はそんな地獄のラストシーンがあることをまだ知らない。

「奴隷オークション」そんな非現実的なことがこの世界で行われているというのだろうか。それとも官能小説に描かれているラストシーンとはまったく別の展開が待っているのか。いずれにせよ、真子にとって地獄であることは変わらない。

そして、この恐怖と屈辱にまみれた監禁調教はまだまだ終わらないのだった。
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