この作品は18歳未満閲覧禁止です
- 小
- 中
- 大
- テキストサイズ
秘密の花園
第9章 別れの夜に…
「何も出来ませんが今夜はどうぞいらしてください。
明日は早いでしょうから
準備が出来次第、ソフィアに迎えに行かせますから」
そう言うとお父様が席を立ったので
私たちも続いて立ち上がり
屋敷に帰ることになった。
『あの…この集落の方々は
皆さん能力をお持ちなんですよね?』
私はラディンのお父様に聞いた。
「えぇ。皆、微小成りとも能力は使えますよ。」
『そうですか。分かりました』
残された僅かな時間で
ラディン達との想い出を作るため
私は密かに作戦を練ることを決めた。