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秘密の花園
第3章 マスカレード


あぁ…

もう、立っていられない…


かろうじて彼に寄りかかって立っているが
もう脚に力が入らない…


た、助けて…

私の願いが通じたのか
彼は首筋から顔を上げると
横抱きにして、壁際のソファーに向かった。

そして私を膝に座らせ
背中から優しく抱きしめている。


「周りをみてごらん…
皆、貴女と同じ…」

私は朦朧とする意識の中

すぐそばで絡みあっている人達を見つめた。


 
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