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秘密の花園
第7章 羽化
私達は暫くその場で力尽きて放心していたようだった
「シルク様…」
そっと柔らかいタオルで汚れた身体を拭き取ってくれた。
「痛かったですか?」
抱き起こして心配そうなラディン。
私は首を横に振って答えた。
「あまりにも気持ち良くて
自分を押さえきれませんでした。
教育係、失格ですね」
しゅんと項垂れるラディン。
『そんなことないわ。私は嬉しかった。』
私達はまた抱き合って口づけた。
「今日はこのままシャワーを浴びて
食事をして休みましょうか」
『はい』
立ち上がろうと思ったら
腰に力が入らずよろけてしまった。
ラディンは私を抱き抱えると
上の階の浴室まで連れていって
丹念に身体を洗ってくれた。
その晩は疲れてぐっすりと眠り込んでしまった…