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えっちなBL短編集
第2章 狂信的な夜[文系大学生×俺様ホスト]
🪯紫サイド

目を覚ますともう午後13時。誰もいない。数時間前までは俺の腕の中にいたあいつはもう学校に行ったのだろう。

「はぁ…」

俺は歌舞伎町で人気No.1ホスト。18でこの世界に入って、今21だが、働いてみてホストに向いているのだと知った。最近じゃ月に1億稼ぐこともある。

静流とは中学・高校(途中まで)が同じだったが、クラスが一緒になったのは高校2年の頃だけだった。あいつはいつも本を読んで、誰かと喋っているところは見たことがない。

きっかけは学校に忘れ物をして戻った時、あいつはなぜか俺の席に座り寝ていた。

机をバンッと叩き、理由を白状させると小さい声で「月宮のことが好きだから」と言った。

「好きだから俺の席にいるのか?」
「…いや、紫の使う机になりたい…って気持ち悪いよな、悪い」

彼が何を考えているのか1ミリも理解できないし、きっとこういう奴が犯罪に走るのだろうと思った。だが、本にしか興味がないと思っていた彼が自分のことを好きだったなんて悪い気分じゃなかった。

「害がないなら別に良い。次やったら殺すからな」

そういうと、初めてあいつと目があった。
殺すと言っているのに俺を見つめる熱い眼差し、あの目で見られるならそれはそれで悪くないと…思った。

「チッ、中に出すならちゃんと処理しろよ…クソ…」

不意に中から垂れる感覚があった。腹でも壊したらどうしてくれる。今朝のことを思い出して恥ずかし…じゃなくてムカムカしてくる。

スマホを見ると、LINE通知が来ていた。相手はもちろん焦凍から。

『おはよう。体大丈夫か?』

うるさい、責任取れと言ってやりたい気持ちと、お前なんかに体調崩すほど柔じゃないと言いたい気持ちの間に揺らぐ。

あいつは本当に勝手な奴だ。俺無しじゃいられないとか言っておきながら、こうして1人で大学に行っているし、俺が寝ているのに発情して襲ってくるし…。

既読無視して、シャワーに行く。

ナカのものを掻き出し、鏡に映る自分を見て愕然とした。首筋を避けて、胸元にキスマークが濃くつけられ、胸もいつもより腫れ上がっていた。

ああ…。ますます体が変わっていく。これじゃシャツを着ても目立つ。
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