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第11章 Strategy Gyuuu！

ヤナセとセイジが、離れた場所で壁に寄りかかりながら、みんなの様子を見ていた。

セイジはソフトドリンクを一口飲んで

「それにしても、さっきの魔術はどうゆう仕掛けなの？」

口端を少し上げ、ヤナセは

「魔術？別に…魔法何かじゃないよ…単なる心理的なものさ」

「へぇ～それが受付レベルまで行けば、理解出来ちゃうんだ」

「人によるだろ…まぁ…相手がナツだったら、利かない技だったかもしれないな…」

「そうなんだ！？」

驚くセイジにヤナセは内緒話の様に、手で覆い耳打ちをする。

セイジは目を見開き

「えっ…それだけ…」

「まあな…それだけ、コウセイが優しいって事だろ…」

「はは…成る程ね～」

二人は温かい視線をコウセイに、向けていた。