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ラブカルチャースクール+α
第23章 LOVE Lesson2 S
その笑顔と仕草のギャップに、胸の奥がくすぐったくなる。
何か…奥が深い人だな…
慣れたら結構ハマるのかも。
ハナブサにちょっと興味が出てきた。
そう思うと、扇子さえ鳴らなければ怖くないかも。
横目でハナブサをチラ見していると、奥から大きなガタイをプルプル震わせながらナツがお茶を持ってやってきた。
「お、お、お、お待たせ致しました!」
木目のお盆に大きな碗を一つ載せているだけなのに、ナツは長い脚を内股にしてやたら緊張して運んできている。
前回のお茶汲みの奔放ぶりとは、随分と違う。
「ナツ…どうしたの?」
「えっ!?…えっと…」
ナツはチラリとハナブサを見て、震える手で茶碗を私の前に置いた。
「そ、粗茶ですが!」
「あ〜!お抹茶だ!」
差し出された碗には上品な花柄の絵が描かれている。
もしかして…このための畳と野点傘だったのかな?
状況を段々把握してくると――――
パッシィィィィン!
またしても扇子の音が甲高く鳴った。
何か…奥が深い人だな…
慣れたら結構ハマるのかも。
ハナブサにちょっと興味が出てきた。
そう思うと、扇子さえ鳴らなければ怖くないかも。
横目でハナブサをチラ見していると、奥から大きなガタイをプルプル震わせながらナツがお茶を持ってやってきた。
「お、お、お、お待たせ致しました!」
木目のお盆に大きな碗を一つ載せているだけなのに、ナツは長い脚を内股にしてやたら緊張して運んできている。
前回のお茶汲みの奔放ぶりとは、随分と違う。
「ナツ…どうしたの?」
「えっ!?…えっと…」
ナツはチラリとハナブサを見て、震える手で茶碗を私の前に置いた。
「そ、粗茶ですが!」
「あ〜!お抹茶だ!」
差し出された碗には上品な花柄の絵が描かれている。
もしかして…このための畳と野点傘だったのかな?
状況を段々把握してくると――――
パッシィィィィン!
またしても扇子の音が甲高く鳴った。