この作品は18歳未満閲覧禁止です

  • テキストサイズ
ラブカルチャースクール+α
第23章 LOVE Lesson2 S
「ひぃぃぃっ!」

「きゃっ!!」

音に反応したナツの怯えた声に、驚いて私も叫んでしまった。

万歳するみたいに両手を上げて固まっている二人にハナブサは

パッシィン!

閉じた扇子を茶碗に向けて――――

「ナツ…『粗茶』とは言わなくても良いですよ」

「は、はいっ!粗相でしたっ!」

目をギュッと閉じてペコッと頭を下げるナツが、叱られた大型犬みたいで申し訳ないけど、可愛く見えてしまった。

「では失礼します〜!」

「お待ち下さい!」

「わぁっ〜!はいっ!」

早々に下がろうとしたナツに、ハナブサは今度『待て』をする。

「お点前を見て頂きなさい」

「えぇぇっ!」

途端ナツは劇画の少女漫画で言うなら、目を白抜きにして背景にベタフラが飛んでいると思うくらい、腕を顔の前に出して背中を仰け反らせた。

お点前って…
単に抹茶をも飲めばいいだけよね?
そんな驚くことかな?

「ナツ、頂くね」

「は…はいぃぃ…」

私は気軽な気持ちで、ナツが点ててくれたお抹茶を口に含んだ。

/965ページ
無料で読める大人のケータイ官能小説とは?
無料で読める大人のケータイ官能小説は、ケータイやスマホ・パソコンから無料で気軽に読むことができるネット小説サイトです。
自分で書いた官能小説や体験談を簡単に公開、連載することができます。しおり機能やメッセージ機能など便利な機能も充実!
お気に入りの作品や作者を探して楽しんだり、自分が小説を公開してたくさんの人に読んでもらおう!

ケータイからアクセスしたい人は下のQRコードをスキャンしてね!!

スマートフォン対応!QRコード


公式Twitterあります

当サイトの公式Twitterもあります!
フォローよろしくお願いします。
>コチラから



TOPTOPへ