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ラブカルチャースクール+α
第23章 LOVE Lesson2 S
ナツなりに抹茶を美味しくしようと考えたんだろうけど、流石に開いた口が塞がらない。
「ナツ、別に泡が立てば良いってものではありません」
「は、はいっ!」
目を細めて淡々とナツに忠告するハナブサは、怒鳴っている訳でもないのに妙な迫力が漂う。
ハナブサより大きいナツが、小さく見えてきた。
「見た目の泡ばかりに気にして、肝心な抹茶がしっかり溶けていなければ意味がないです。良く見てて下さい」
見本でも見せてくれるのか、そう言ってハナブサはジャケットの内ポケットから小さな扇子を取り出す。
私もナツも不思議そうに、扇子を見る。
「これは抹茶用に作られた、特殊な扇子です」
「へっ?」
抹茶に扇子――――?
これから何が起こるかと、小型扇子を高らかに頭上まで上げたハナブサに注目した瞬間――――
プルルルルル〜!
レッスンが始まる合図が鳴った。
「ナツ、別に泡が立てば良いってものではありません」
「は、はいっ!」
目を細めて淡々とナツに忠告するハナブサは、怒鳴っている訳でもないのに妙な迫力が漂う。
ハナブサより大きいナツが、小さく見えてきた。
「見た目の泡ばかりに気にして、肝心な抹茶がしっかり溶けていなければ意味がないです。良く見てて下さい」
見本でも見せてくれるのか、そう言ってハナブサはジャケットの内ポケットから小さな扇子を取り出す。
私もナツも不思議そうに、扇子を見る。
「これは抹茶用に作られた、特殊な扇子です」
「へっ?」
抹茶に扇子――――?
これから何が起こるかと、小型扇子を高らかに頭上まで上げたハナブサに注目した瞬間――――
プルルルルル〜!
レッスンが始まる合図が鳴った。