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ラブカルチャースクール+α
第23章 LOVE Lesson2 S
「ひぃっ!」
「どうしたの!?」
別にハナブサがいる訳じゃないのについ声が出てしまうと、セイジはも驚いて振り向く。
「あ…何でもないです」
「そう?なら良いんだけど、まだ緊張してるのかな」
気を使ってくれながら優しく微笑むセイジに、張り詰めていたものが一気に解かれて、目に熱いものが込み上がる。
そんな私の前にセイジは片膝を床に付いて覗くように座った。
「大丈夫?レベルアップとは言っても無理なことはしないよ」
セイジは目を細めて心配そうに見詰めてきて、そっと頬に手のひらを添えた。
大きな手のひらと温かい指先に包まれて、気持ちが穏やかになってくる。
「はい…大丈夫です。ちょっとホッとして気が緩んだだけなんです」
これ以上セイジに心配させまいと、安心した理由を伝えずに上手く言ったつもりだったのに…
「――――もしかして……怖かった?ハナブサの扇子」
「っ!!」
バレバレだった。
「どうしたの!?」
別にハナブサがいる訳じゃないのについ声が出てしまうと、セイジはも驚いて振り向く。
「あ…何でもないです」
「そう?なら良いんだけど、まだ緊張してるのかな」
気を使ってくれながら優しく微笑むセイジに、張り詰めていたものが一気に解かれて、目に熱いものが込み上がる。
そんな私の前にセイジは片膝を床に付いて覗くように座った。
「大丈夫?レベルアップとは言っても無理なことはしないよ」
セイジは目を細めて心配そうに見詰めてきて、そっと頬に手のひらを添えた。
大きな手のひらと温かい指先に包まれて、気持ちが穏やかになってくる。
「はい…大丈夫です。ちょっとホッとして気が緩んだだけなんです」
これ以上セイジに心配させまいと、安心した理由を伝えずに上手く言ったつもりだったのに…
「――――もしかして……怖かった?ハナブサの扇子」
「っ!!」
バレバレだった。