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ラブカルチャースクール+α
第23章 LOVE Lesson2 S
おでこを胸に擦り付け、セイジの広い背中にしがみ付く。

「あれ?今日はちょっと甘えん坊だね」

撫でられる頭にセイジのデザートみたいな声が降ってくる。

うふふふ〜。
だってセイジが甘やかすんだもん!

心の中で惚気ながらも

「そう?」

何でもない振りをしてみたりした。

「うん…前回よりちょっと積極的」

「だって、レベルアップしなきゃ」

それもあるけど単純に、この胸の中の心地よさに浸っていたかったんだけどね。

誤魔化すように言って言葉だったのに、セイジは撫でていた手を止めて、私の頭を優しく抱え込む。

「そっか…頑張るのも良いけど、無理しちゃダメだよ」

心配気な声に、胸の奥がキュッと締め付けられる。

「ふふふ…皆んな心配性なの?」

「ん?もしかしてマサキも言ってた?」

「う、うん…頑張り過ぎる人がいるって…」

「あははは〜。時たまね…」

あれ…セイジも知ってる生徒なのかな?

ちょっと言葉を濁された感じがして、余計気になってきそうだった。

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