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ラブカルチャースクール+α
第23章 LOVE Lesson2 S
ハヤトの手も動きが止まり、二人して音が鳴った方に視線を向ける。
そこには顔を扇子で半分覆い、漆黒の髪と瞳を怪しげに揺らめかせて佇む――――
ハナブサが見下ろしていた。
「ハヤト、今日のマッサージはそのくらいで終わらせておきましょう」
声の主は、お盆に茶碗を載せて静々と畳に近付いてきた。
さっきまで不敵な笑みを浮かべていたハヤトは、口を真一文字に結びグッと息を飲み込む。
流石のハヤトも大人しく引くかと思ったら不服そうに顔をしかめて、眼鏡越しに黒光りする目を睨みつけた。
「だけどハナブサ。まだコイツの肩、かなり凝ってんだけど」
どうやらハヤトなりに、私の凝りを解しきろうとしているようだ。
それともまだ私をヒィヒィ言わせたいだけなのかは、解らないけど…。
ハヤトの言い分にハナブサは眼鏡を光らせて――――
「そうですね。ですが、少々強引な解し方に思われます。今日は一旦これぐらいにしておかれた方が良いと思います」
冷静に…淡々と…
有無を言わせない迫力を漂わせた。
そこには顔を扇子で半分覆い、漆黒の髪と瞳を怪しげに揺らめかせて佇む――――
ハナブサが見下ろしていた。
「ハヤト、今日のマッサージはそのくらいで終わらせておきましょう」
声の主は、お盆に茶碗を載せて静々と畳に近付いてきた。
さっきまで不敵な笑みを浮かべていたハヤトは、口を真一文字に結びグッと息を飲み込む。
流石のハヤトも大人しく引くかと思ったら不服そうに顔をしかめて、眼鏡越しに黒光りする目を睨みつけた。
「だけどハナブサ。まだコイツの肩、かなり凝ってんだけど」
どうやらハヤトなりに、私の凝りを解しきろうとしているようだ。
それともまだ私をヒィヒィ言わせたいだけなのかは、解らないけど…。
ハヤトの言い分にハナブサは眼鏡を光らせて――――
「そうですね。ですが、少々強引な解し方に思われます。今日は一旦これぐらいにしておかれた方が良いと思います」
冷静に…淡々と…
有無を言わせない迫力を漂わせた。