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ラブカルチャースクール+α
第23章 LOVE Lesson2 S
そう言われて改めて自分の姿を見ると、ハヤトのマッサージで悶えたせいか、スカートは捲れて、トップスも斜めにズレている。

「は、はいっ!」

別に悪いことしていた訳じゃないのに、何だか申し訳ない気持ちになって飛び跳ねるように起き上がった。

衣素早く類は整えたが、一つ問題があった――――

ブラホック…どうしよう。

ハナブサの視界に入らないで直すとしたら、レッスン室に向かう通路に移動するしかない。

ブラが外れていることをバレないように肩を撫でる振りして、腕で胸元を隠す。

「ハナブサさん…ちょっと控え室に忘れ物を〜」

取りに行く素振りで移動しようとしたら

「下着の金具を外されてしまいましたか?」

めっちゃ日本語にされてバラされる。

その通りだけど、何となく知られたくなかった気持ちが半端ない。

「は、はぁぁぁ…分かります?」

「はい。飛び起きられた時、胸元がかなり揺れてました」

「っ!?」

指先で眼鏡を軽く上げながら、冷静にハナブサは答えてきた。

凄い…良く見てるわね。

ハナブサの観察力に感心するが、この恥辱感――――

あの人間離れした人を何となく彷彿させる。

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