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ラブカルチャースクール+α
第24章 LOVE Lesson2 O
「な、何?」

「あぁ〜?何やってんだ?」

和楽器の音色をBGMに、いつものツンツン頭を七三分けにしたナツが、真面目な面持ちでお茶を運んできた。

更に何故か眼鏡までかけている。

「ナツ…どうしたの?」

「お待たせしました。本日は玉露でございます」

私の質問に答えずにナツは、人差し指で眼鏡のフレームを軽く上げ、淡々とした口調でテーブルに湯呑みを置く。

「ありがとう…ございます」

「おいっ!何のギャグだって聞いてるだろ?」

お盆を持って澄まし顔しているナツに呆気に取られていると、コウセイが腕を組んでナツに突っ込んだ。

「ギャグゥ〜!?俺はですね!あっ…私はですね!真剣にお茶担当に取り組んでいるんですよ!」

コウセイの突っ込みにナツは眉を寄せて、眼鏡越しに睨んでくる。

見てくれに合わせてか、口調まで可笑しい。

「はぁ〜!?お前普段、眼鏡しないだろ。なんでお茶汲みに眼鏡してくるんだよ」

「うっ!!こ、これは…」

多分…あれだよね――――

「ハナブサさんの…真似?」

「えぇっ!何で分かったんすかぁ!?」

私の答えにナツは、お盆を頭上より高く持ち上げるほど驚いた。

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