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ラブカルチャースクール+α
第24章 LOVE Lesson2 O
「な…んとなく?」
前回のお茶担当の不出来に、ハナブサにこっぴどく怒られただろうことは容易に想像が出来たけど、物真似もどきをしてくるとはこっちが驚きだ。
「もう〜!前回の抹茶が酷すぎたせいで、レッスンの間にハナブサさんから猛特訓受けたんす〜!茶筅千回しとか〜!」
はぁぁぁ〜!?
抹茶の千本ノックか!?
「お陰で指先に茶筅マメまで作ったんすけど、もう抹茶はバッチリっすよ!」
まだ少しマメの跡が残る指を見せながら、ドヤ顔を決めてきたけど――――
今日…玉露だよね?
マジマジと湯呑みを眺めてしまった。
「特訓のことは聞いてるけど、だからってハナブサの物真似までしなくてもいいんじゃないか?」
ナツの熱弁にコウセイは、呆れた物言いで核心を突いてくる。
「これはですね。ハナブサさんモードになって、より完璧なお茶へ取り組みを形から取り入れてるんですよ!」
「ハナブサモードになるんなら、扇子持ってパシパシ鳴らしとけば充分だろ〜」
ちょっと自信有り気に胸を張ったナツにコウセイは、指を二本揃えて上下に振って扇子の振りをすると
「あぁっ!そうっすね!」
ナツの眉はへの字になって、自信は瞬く間に消え去った。
前回のお茶担当の不出来に、ハナブサにこっぴどく怒られただろうことは容易に想像が出来たけど、物真似もどきをしてくるとはこっちが驚きだ。
「もう〜!前回の抹茶が酷すぎたせいで、レッスンの間にハナブサさんから猛特訓受けたんす〜!茶筅千回しとか〜!」
はぁぁぁ〜!?
抹茶の千本ノックか!?
「お陰で指先に茶筅マメまで作ったんすけど、もう抹茶はバッチリっすよ!」
まだ少しマメの跡が残る指を見せながら、ドヤ顔を決めてきたけど――――
今日…玉露だよね?
マジマジと湯呑みを眺めてしまった。
「特訓のことは聞いてるけど、だからってハナブサの物真似までしなくてもいいんじゃないか?」
ナツの熱弁にコウセイは、呆れた物言いで核心を突いてくる。
「これはですね。ハナブサさんモードになって、より完璧なお茶へ取り組みを形から取り入れてるんですよ!」
「ハナブサモードになるんなら、扇子持ってパシパシ鳴らしとけば充分だろ〜」
ちょっと自信有り気に胸を張ったナツにコウセイは、指を二本揃えて上下に振って扇子の振りをすると
「あぁっ!そうっすね!」
ナツの眉はへの字になって、自信は瞬く間に消え去った。