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ラブカルチャースクール+α
第24章 LOVE Lesson2 O
 そんなホズミに、口元が自然と綻んでいる自分がいた。

ホズミは背筋を伸ばして普段の身長の高さまで背を戻し、私の前に手を差し出してきて――――

「はい!  手に掴まって」

「え?」

「まだ歩くのにフラつくでしょ?  ソファーに行くまで掴まって〜」

私の両手をガッチリと握って、ホズミは笑顔で頭を傾ける。

こんだけのイケメンとセックスをして優しくされると、普通だったら胸のときめきメーターが振り切れるだろうけど…

不思議とホズミはホッコリと和んでしまう。

「はいっ!  いっち、にぃ〜!  いっち、にぃ〜!」

ゆっくりと手を引っ張りながら、行進するみたいに膝を高くあげて掛け声をかけるホズミ。

「あははは〜。  ホズミさん、掛け声を好きですね〜」

「え〜?  そうね。今日はたくさん掛け声をかけてるわね」

些細なことにも笑顔で屈託無く答えてくれるホズミは凄く『おおらか』なんだと、この数時間で実感する。

ちょっと予測不可能だし、めちゃ綺麗だけど…

こんな人と友達感覚な恋愛とかもありなのかも――――

って、ちょっと想像してみたりした。

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