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ラブカルチャースクール+α
第24章 LOVE Lesson2 O
自分で歩くと1分も掛からない通路が、やたら長く感じる。

まだかな…?

そう思った途端、ホズミの足が止まって――――

「あら、アンタ何踏ん反り返ってるのよ」

「あぁ〜!?  ゲッ!  ホズミ何で一緒に来てんだよ?」

この声、踏ん反り返っている人物と言えば……ハヤトだ!

「俺は今回マッサージ担当なんだよ!  てかどんだけレッスンしてんだよ。待ちくたびれるわ」

「煩い小僧ね〜。私のレッスンは丁寧且つ、サービス満載なの!  てかアンタ邪魔よ〜。退きなさいよ!」

「わっ!  何すんだよ!」

「ほれ!  シッシッ!」

ホズミは私を抱きかかえたまま、長い脚でハヤトを蹴散らしてソファーから立たせた。

あの俺様ハヤトが簡単にあしらわれている姿は、ちょっと面白く感じてしまう。

ナツもそうだけど講師によってやり取りが変わるのは、このスクールの見所の一つかも。

あとでハヤトに何されるか分からないから、笑いたいのを必死に堪えているとホズミは

「は〜い、到着したわよ〜」

ソファーの上にゆっくりと下ろしてくれた。

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