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ラブカルチャースクール+α
第24章 LOVE Lesson2 O
「てか、オッさんとオカマさん、退いてくんない?  俺マッサージまだ終わってないんだけど」

私に張り付いている二人に、ハヤトは太々しく言い放つ。

「だからオッさんちゃうわ!」

「オカマじゃねぇよ!」

ハヤトの言葉に一気に二人は私から離れてくれて、ちょっと助かった。

今ホズミ、思いっきり男言葉だったよね?

時たま『男モード』になるホズミを見るのが、楽しみになってくる。

その間に三人は今日のマッサージ担当を揉めだした。

「ハヤト、今日はもういいよ。俺がマッサージするからさ」

コウセイはジャケットを脱いで、マッサージをやる気満々になっている。

「はぁ〜?  おいオッさん何言ってんの?  俺ただでさえナツより出番少ないんだから、しゃしゃってくんなよ」

どうやらハヤトなりに頑張りたいみたいだ。

「ふっふぅ〜ん!  出番が欲しかったら、そのお子ちゃんな性格改善しなさ〜い」

『オカマ』呼ばわりされたせいかホズミの口調が、心なしか厳しくなった気がする。

「あぁ〜!  四天王だからって、威張るんじゃなね〜よ!」

「あははは〜!  悔しかったらアンタも何か付けられてみなさいよ〜!」

ん…『四天王』――――
ホズミがかな?

なんか凄いアダ名が付いてるけど…
他に三人いるのかしら?
あれ……前にも聞いたことあるような?

そんな疑問が浮かんだりもしたけど――――

取り敢えずマッサージは誰がするんだろうか?

それが一番の疑問だった。

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