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ラブカルチャースクール+α
第25章 LOVE Lesson2 B
そのハナブサの表情に、不快にさせてしまったかと両腕を真っ直ぐ伸ばして、ペンギンみたいにフリーズしそうになる。
だけど……
「それなら、良かったです」
扇子越しに発せられた声は、穏やかに聞こえた。
もしかして…
口元は微笑んでいるのかな?
まだまだ謎が深いハナブサだけど、他の講師同様に優しい人なのは感じていた。
ちょっと拘りは強いけどね。
ハナブサの後をついてラウンジに入ると、咄嗟に部屋の中を確認してしまう。
今日は前回みたいに畳と野点傘は設置されていなかった。
「今、お茶をご用意致しますので」
「はい。ありがとうございます」
今日は茶道教室はないことに、内心ホッとしてソファーに腰を掛ける。
お茶当番のナツの登場を待っている間に、ハナブサは扇子を握ったまま右手だけでパソコンのキーボードを弾きだす。
凄い速さで動く右手に視線を釘付けになっていると、ハナブサがレッスンの状況を聞いてきた。
だけど……
「それなら、良かったです」
扇子越しに発せられた声は、穏やかに聞こえた。
もしかして…
口元は微笑んでいるのかな?
まだまだ謎が深いハナブサだけど、他の講師同様に優しい人なのは感じていた。
ちょっと拘りは強いけどね。
ハナブサの後をついてラウンジに入ると、咄嗟に部屋の中を確認してしまう。
今日は前回みたいに畳と野点傘は設置されていなかった。
「今、お茶をご用意致しますので」
「はい。ありがとうございます」
今日は茶道教室はないことに、内心ホッとしてソファーに腰を掛ける。
お茶当番のナツの登場を待っている間に、ハナブサは扇子を握ったまま右手だけでパソコンのキーボードを弾きだす。
凄い速さで動く右手に視線を釘付けになっていると、ハナブサがレッスンの状況を聞いてきた。