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ラブカルチャースクール+α
第25章 LOVE Lesson2 B
「あ……」
「レッスンの準備が出来ました」
内線の音を聞くと自然と気持ちが引き締まる。
私は一気に残りのほうじ茶ラテを飲み干した。
ここのところレッスン前が妙に慌ただしくて、ナツが淹れてくれたお茶をちゃんと飲めていなかったから、今日は飲みきっておきたいと思ったのだ。
なにせ87杯も練習した成果だしね。
「ナツ、ご馳走様! ハナブサさんレッスンに行って来ます!」
カフェボールをテーブルに置いて、二人に笑顔を向けると
「はい! 頑張って下さい!!」
ナツが明るい笑顔でエールをくれる。
ハナブサは開いた扇子で顔を半分覆って
「今日のレッスン、もし途中で辛くなりましたら遠慮なく中断して下さい」
意味深なことを言ってきた。
「え…は、はい。分かりました」
「何卒、ご無理のないように」
少し目を伏せて軽く一礼するハナブサに自分もお辞儀してから立ち上がりレッスン室に向かったが、ハナブサの様子が気にかかる。
口調はいつもの通り淡々としているけど、かなり心配されているように思えたのは……
思い過ごしだろうか?
「レッスンの準備が出来ました」
内線の音を聞くと自然と気持ちが引き締まる。
私は一気に残りのほうじ茶ラテを飲み干した。
ここのところレッスン前が妙に慌ただしくて、ナツが淹れてくれたお茶をちゃんと飲めていなかったから、今日は飲みきっておきたいと思ったのだ。
なにせ87杯も練習した成果だしね。
「ナツ、ご馳走様! ハナブサさんレッスンに行って来ます!」
カフェボールをテーブルに置いて、二人に笑顔を向けると
「はい! 頑張って下さい!!」
ナツが明るい笑顔でエールをくれる。
ハナブサは開いた扇子で顔を半分覆って
「今日のレッスン、もし途中で辛くなりましたら遠慮なく中断して下さい」
意味深なことを言ってきた。
「え…は、はい。分かりました」
「何卒、ご無理のないように」
少し目を伏せて軽く一礼するハナブサに自分もお辞儀してから立ち上がりレッスン室に向かったが、ハナブサの様子が気にかかる。
口調はいつもの通り淡々としているけど、かなり心配されているように思えたのは……
思い過ごしだろうか?