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ラブカルチャースクール+α
第25章 LOVE Lesson2 B
「はい!  分かりました!」

ワタリの命令?  に飛び跳ねるようにソファーへ座る。

怒ってる〜?
絶対、怒ってる〜!!

迫力のあるワタリのオーラに無意識に威圧されたのか、足を揃えて肩を竦め、石像のように固まった。

膝の握る手はスカートの生地をシワくちゃにしただけじゃなく、手のひらの汗も吸わされていく。

さっき「甘い」と聞かれたのはなんだったんだろう?
私の考えが「甘い」のかってこと?
何考えてるか分からないよ〜!

色々考え事をして、メータを吹っ切りそうな緊張を誤魔化そうとしたけど、余計不安が募っていきそうだ。

ネガティヴ街道を真っしぐらしそうになりかけると……

コン…。

テーブルに濃い目のお茶が入った、湯呑みが差し出された。

「ほら、玄米茶だ。少しは口の中スッキリするだろ」

「あ……」

目の前の玄米茶とワタリの言葉に、一瞬で点滅していた謎が繋がる。

驚いて目を見開いてワタリを見上げると、腕を組んで睨みを利かせている態度は怖いけど……

「いいから、飲め」

そう言ってくれた声は最初よりも優しく聞こえた――――

気がした。

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