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ラブカルチャースクール+α
第25章 LOVE Lesson2 B
「ありがとう……ございます」
躊躇いがちに手を伸ばして、湯呑みを両手で包み込むように持つ。
ふぅと小さく息を掛けてから一口、玄米茶を口に含むと、飲み易いお湯の温度とお茶の苦味と甘さが程よい具合で凄く美味しい。
湯飲みの中で揺らめく鶯色の水面をジッと見詰めると、照明がキラキラと反射して綺麗だ。
何か……優しい味だな。
苦味があるけど奥深くて…
そしてほのかな甘みもあって、後味はスッキリする。
これってもしかして――――
何気に目の前に立ちはだかっている巨人を見上げると
「何だ…熱かったか?」
睨みながら気遣ってきた。
ワタリの鋭い目付きにキュッとお尻が引き締まったけど、さっきほどの恐怖感はなくなっている。
「い、いえ! 凄く美味しいです! この玄米茶!」
まだこの眼光には慣れないけどワタリは、単に目付きが悪いだけだとちょっと分かった気がしてきして、この玄米茶を飲んだ時みたいに胸がスッキリしていた。
躊躇いがちに手を伸ばして、湯呑みを両手で包み込むように持つ。
ふぅと小さく息を掛けてから一口、玄米茶を口に含むと、飲み易いお湯の温度とお茶の苦味と甘さが程よい具合で凄く美味しい。
湯飲みの中で揺らめく鶯色の水面をジッと見詰めると、照明がキラキラと反射して綺麗だ。
何か……優しい味だな。
苦味があるけど奥深くて…
そしてほのかな甘みもあって、後味はスッキリする。
これってもしかして――――
何気に目の前に立ちはだかっている巨人を見上げると
「何だ…熱かったか?」
睨みながら気遣ってきた。
ワタリの鋭い目付きにキュッとお尻が引き締まったけど、さっきほどの恐怖感はなくなっている。
「い、いえ! 凄く美味しいです! この玄米茶!」
まだこの眼光には慣れないけどワタリは、単に目付きが悪いだけだとちょっと分かった気がしてきして、この玄米茶を飲んだ時みたいに胸がスッキリしていた。