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第25章 LOVE Lesson２ Ｂ

「うぅ……ん……はぁ……」

ワタリが顔の角度を変えると口端が少し解放されて、吐息が漏れる。

筋の通ったワタリの高い鼻が頬に食い込んできて、くすぐったい。

肉厚な舌は差し込まれただけでも、存在感がある。

本当にワタリは、全てが大きい――――。

でもこの時点では私の想像レベルは、まだ序の口だった。

クチュ……ヌチャ……

「あっ……ふぅ……はぁぁ……」

舌もゆっくりと動いて、私の中をのっそのっそと這い回る。

だけど敏感な部分を探られているようで、ただの舌さえも草原を悠々と歩くライオンみたいだ。

ガッチリと顔を挟む手は、まだどこにも移動しない。

それがなんだか猛獣に……

『お前はもうとっくに捕まっているんだよ』

とでも言っているように思えてくる。

でもそうかもしれない……

この逞しい舌と腕に、メチャクチャにされたらどうなるんだろう？

肉の檻の中で肢体が跳ねる自分の姿が頭に過ると、下腹部の奥がカッと熱くなった。