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ラブカルチャースクール+α
第25章 LOVE Lesson2 B
「奥、少し回すぞ」

「え……回るの?」

「あぁ、他の講師もやってるだろ」

ポルチオだよね?
してるけど……無理!!

てか、はち切れんばかりにパツパツなのに回せるの?

「今日は……お腹いっぱいで……」

朦朧とする意識の中、捕食される恐怖からか逃げ出したくて、精一杯の言い訳をしてみた。

けど――――

「なら動いて消化しろ」

そんな馬鹿な――――!!

なにこれ!!
お笑いのコントかしら!?

ワタリの天然ぶりに、笑うどころか気絶したくなった。

そうだ……
せめて最後の悪足掻きをしよう。

辛かったら、マットを叩いてもいいんだよね?

さっきワタリに言われたことを思い出して、力が入らない手を震わせながらマットから浮かせる。

このまま腕を落とせば気付いてくれるかも――――

宙に浮かせたこの10センチに、期待を込めた。

もう……降参です!!

希望託した腕が――――

ポフ……ン……

力なくマットの上に落ちた。

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