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ラブカルチャースクール+α
第25章 LOVE Lesson2 B
終わった……。
こんな蚊の泣くような音で気付くわけない。
ワタリが腰に捻りを入れた瞬間、私は宇宙の彼方へ逝かされて、星となるんだわ。
ボヤける天井の照明が星に見えてくる。
眩い光の中から不意にヘーゼルの瞳が揺らめいて消えた。
あぁ……
もう一回くらい、あの宇宙人みたいな講師に会ってみたかったかも……。
でもこれから宇宙に飛ぶから会えるかしら?
うふふ……。
動揺と恍惚感でナチュラルハイになっているせいか、口元に薄ら笑いを浮かべると――――
「止めとくか」
ワタリから和解宣言が発せられた。
それも妙に優しい声に聞こえたのは……
気のせいだろうか?
「え?」
「辛いんだろ?」
あ……聞こえてたんだ。
あんな微かな音を……。
たったそれだけなのに、ちゃんと気付いてくれていたことが凄く嬉しくて――――
冷却されそうだった胸の奥が、一気に解凍を始めそうな勢いで熱くなった。
こんな蚊の泣くような音で気付くわけない。
ワタリが腰に捻りを入れた瞬間、私は宇宙の彼方へ逝かされて、星となるんだわ。
ボヤける天井の照明が星に見えてくる。
眩い光の中から不意にヘーゼルの瞳が揺らめいて消えた。
あぁ……
もう一回くらい、あの宇宙人みたいな講師に会ってみたかったかも……。
でもこれから宇宙に飛ぶから会えるかしら?
うふふ……。
動揺と恍惚感でナチュラルハイになっているせいか、口元に薄ら笑いを浮かべると――――
「止めとくか」
ワタリから和解宣言が発せられた。
それも妙に優しい声に聞こえたのは……
気のせいだろうか?
「え?」
「辛いんだろ?」
あ……聞こえてたんだ。
あんな微かな音を……。
たったそれだけなのに、ちゃんと気付いてくれていたことが凄く嬉しくて――――
冷却されそうだった胸の奥が、一気に解凍を始めそうな勢いで熱くなった。