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ラブカルチャースクール+α
第25章 LOVE Lesson2 B
正しくはワタリが私の身体を抱き上げ……
いや、両わきに手を差し込んで持ち上げていた。
軽く遠心力が掛かった身体は、小さい子を高い高いするみたいに天井に向かって掲げられる。
自分の頭がワタリの身長を超え、視界に入ったレッスン室が普段と違う光景に感じて、それこそまるで鳥にでもなったみたいだった。
ワタリは胸の中に私を抱え込み、太い腕で背中と腰を支えて抱っこ状態で運び始める。
「掴まってろ」
「は、はいっ!」
パッと見、巨人に捕獲された獲物みたいになったが、ワタリの硬い胸が自分の胸に密着している。
今日のレッスンで一番、近い距離になった。
ワタリの体温がダイレクトに伝わってきて、凄く熱い。
胸に広がる体温を感じながら、ワタリの太い首に腕を回す。
ここまで『漢』を感じる人は初めてかもしれない――――。
ドキドキと高鳴ってくる心音がワタリに伝わってしまうかも……
なんて、ちょっとロマンティックなことを考えていたけど、連れて行かれている場所は『シャワー室』なことに、はたと気付いて我に返った。
いや、両わきに手を差し込んで持ち上げていた。
軽く遠心力が掛かった身体は、小さい子を高い高いするみたいに天井に向かって掲げられる。
自分の頭がワタリの身長を超え、視界に入ったレッスン室が普段と違う光景に感じて、それこそまるで鳥にでもなったみたいだった。
ワタリは胸の中に私を抱え込み、太い腕で背中と腰を支えて抱っこ状態で運び始める。
「掴まってろ」
「は、はいっ!」
パッと見、巨人に捕獲された獲物みたいになったが、ワタリの硬い胸が自分の胸に密着している。
今日のレッスンで一番、近い距離になった。
ワタリの体温がダイレクトに伝わってきて、凄く熱い。
胸に広がる体温を感じながら、ワタリの太い首に腕を回す。
ここまで『漢』を感じる人は初めてかもしれない――――。
ドキドキと高鳴ってくる心音がワタリに伝わってしまうかも……
なんて、ちょっとロマンティックなことを考えていたけど、連れて行かれている場所は『シャワー室』なことに、はたと気付いて我に返った。