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ラブカルチャースクール+α
第25章 LOVE Lesson2 B
荒行は、時間にして5分もしなかったと思う。
キュッとハンドルを動かす音がして、お湯が止まった途端――――
バフッ!!
頭の上に何か乗っかってきたと思ったら、風呂敷みたいに包み込まれた。
「なっ!?」
「髪拭くから大人しくしてろ」
「分かった……っ!!」
被せられたのがタオルだと認識してホッとする間もなく、ワタリは私の髪をワシャワシャと拭き始める。
ちょっとちょっと〜!
女子の髪なんだから、もうちょっと優しく拭いて〜!
きっとホズミなら本格的なヘッドスパとか、薔薇の香のトリートメントとかもしてくれそうなのに……
それに『大人しくしてろ』だなんて、捕獲の次は拉致みたいじゃない!
どこまでも逞しいのか……
無骨なのか……
優しいのに損しそうなタイプだな。
タオルの中で髪をモシャモシャにされながら、しみじみとワタリのことをちょっと心配してしまう。
「ほら、終わったぞ」
「ありがとう……」
今度は約1分くらいだっただろうか……
髪は殆ど水気はなくなっていたけど、心なしかほっこりと髪が盛り上がっている感じがする。
なんだか……
コインランドリーの乾燥機に入った気分って、こんな感じかと思ってしまった。
キュッとハンドルを動かす音がして、お湯が止まった途端――――
バフッ!!
頭の上に何か乗っかってきたと思ったら、風呂敷みたいに包み込まれた。
「なっ!?」
「髪拭くから大人しくしてろ」
「分かった……っ!!」
被せられたのがタオルだと認識してホッとする間もなく、ワタリは私の髪をワシャワシャと拭き始める。
ちょっとちょっと〜!
女子の髪なんだから、もうちょっと優しく拭いて〜!
きっとホズミなら本格的なヘッドスパとか、薔薇の香のトリートメントとかもしてくれそうなのに……
それに『大人しくしてろ』だなんて、捕獲の次は拉致みたいじゃない!
どこまでも逞しいのか……
無骨なのか……
優しいのに損しそうなタイプだな。
タオルの中で髪をモシャモシャにされながら、しみじみとワタリのことをちょっと心配してしまう。
「ほら、終わったぞ」
「ありがとう……」
今度は約1分くらいだっただろうか……
髪は殆ど水気はなくなっていたけど、心なしかほっこりと髪が盛り上がっている感じがする。
なんだか……
コインランドリーの乾燥機に入った気分って、こんな感じかと思ってしまった。