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ラブカルチャースクール+α
第25章 LOVE Lesson2 B

ワタリは私のバッグも拾い上げると、スタコラと控え室をでる。
前回のホズミのお姫様抱っことは、えらい違いだ。
両手をブラ〜ンとぶら下がり、逆さになった頭は髪の毛が暖簾のように揺れている。
最後の最後まで捕獲されたわね……。
そんなことを考えながら、ワタリの広い背中を眺めていた。
部屋を出て数秒も歩けばラウンジに着く。
もしラウンジで一番最初この状態を見られるとしたら――――
「はぁ〜!? 何してんの?」
ちょっと小生意気そうな言い方だけど、確実に驚いているこの声は……
「ん? ハヤト、留守番か?」
「あぁ〜!? 留守番なわけないだろ!」
マッサージ担当のハヤトが、不服そうにワタリに反論してくる。
「ぷっ……」
ドSで小生意気なハヤトも、ワタリからしたらお留守番を任された子供レベルにされてしまうようだ。
講師同士が絡むと意外な素顔が見れて、結構面白い。
「ソファーに座らせるから、退け」
「ん、あぁ〜。またワタリ、被害者出したのかよ」
命令口調のワタリにハヤトは皮肉を言いつつも、素早くソファーから立ち上がった。
前回のホズミのお姫様抱っことは、えらい違いだ。
両手をブラ〜ンとぶら下がり、逆さになった頭は髪の毛が暖簾のように揺れている。
最後の最後まで捕獲されたわね……。
そんなことを考えながら、ワタリの広い背中を眺めていた。
部屋を出て数秒も歩けばラウンジに着く。
もしラウンジで一番最初この状態を見られるとしたら――――
「はぁ〜!? 何してんの?」
ちょっと小生意気そうな言い方だけど、確実に驚いているこの声は……
「ん? ハヤト、留守番か?」
「あぁ〜!? 留守番なわけないだろ!」
マッサージ担当のハヤトが、不服そうにワタリに反論してくる。
「ぷっ……」
ドSで小生意気なハヤトも、ワタリからしたらお留守番を任された子供レベルにされてしまうようだ。
講師同士が絡むと意外な素顔が見れて、結構面白い。
「ソファーに座らせるから、退け」
「ん、あぁ〜。またワタリ、被害者出したのかよ」
命令口調のワタリにハヤトは皮肉を言いつつも、素早くソファーから立ち上がった。

