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ラブカルチャースクール+α
第25章 LOVE Lesson2 B
その様子を察してか、ワタリはハヤトに眼光を飛ばす。
「おいハヤト、事務室に戻るぞ」
「たく、ただの待ちぼうけ食らわされただけかよ」
ハヤトがまた駄々を捏ねるかと思ったけど、案外素直にワタリに従った。
二人がレッスン室の前を通って、事務室に戻ろうとすると
パッシン!
ハナブサが勢い良く扇子を開く。
「ワタリ、お疲れ様でした」
「あぁ……後でな」
広い背中に向かって投げ掛けたハナブサの言葉をワタリは振り向かずに、軽く手を上げて受け止め返した。
なんだろう……
この阿吽の呼吸。
物凄く素っ気ないやり取りなのに、強い絆を感じるんですけど!
これが『男の友情』っていうものかしら……。
最後でワタリとハナブサの間に結ばれいている信頼関係に、胸の奥を熱くさせられる。
あ……
ワタリに血液型、聞けなかったな……
またいつか担当になった時に聞いてみよう。
あんなに怖がっていたのに、自然とそんな風に思える自分が居た――――。
「おいハヤト、事務室に戻るぞ」
「たく、ただの待ちぼうけ食らわされただけかよ」
ハヤトがまた駄々を捏ねるかと思ったけど、案外素直にワタリに従った。
二人がレッスン室の前を通って、事務室に戻ろうとすると
パッシン!
ハナブサが勢い良く扇子を開く。
「ワタリ、お疲れ様でした」
「あぁ……後でな」
広い背中に向かって投げ掛けたハナブサの言葉をワタリは振り向かずに、軽く手を上げて受け止め返した。
なんだろう……
この阿吽の呼吸。
物凄く素っ気ないやり取りなのに、強い絆を感じるんですけど!
これが『男の友情』っていうものかしら……。
最後でワタリとハナブサの間に結ばれいている信頼関係に、胸の奥を熱くさせられる。
あ……
ワタリに血液型、聞けなかったな……
またいつか担当になった時に聞いてみよう。
あんなに怖がっていたのに、自然とそんな風に思える自分が居た――――。