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ラブカルチャースクール+α
第26章 LOVE Lesson2 H
「たぁっ!」
カッツ〜ン――――。
コウセイに当たった物体は、床に落ちて硬質な音を鳴らす。
「たく〜! そんなの投げ付けて危ないだろハナブサ! 生徒さんに当てたらどうするんだよ!」
そう謎の飛行物体は扇子だった。
扇子の持ち主の和風眼鏡男子ハナブサは無駄な動き一つなく、優美なポーズで扇子を拾い上げる。
「私は狙った的は外しません。それより貴方の抱き付き癖の方が問題です」
私から離れたコウセイはハナブサに向かって注意するが、ハナブサは扇子を手で叩きながら淡々と言い返してきた。
「そういう問題じゃなくてだな!」
「ではどういう問題ですか?」
な、何だか一触即発なムードになっている!?
まぁ喧嘩なんかしないだろうけど……
ところでなんで、受付担当が二人もいるんだろう?
まさかここでどちらかを選んだら、レッスン担当の講師も決まったりして!?
突然の『ラブカルロシアンルーレット』――――!?
いやいや待って……
その前に一応確認してみよう!
「あの……今日の受付はどちらになるんでしょうか?」
質問をしてみると、睨み合っていた二人は一斉に私の方へ振り返って――――
カッツ〜ン――――。
コウセイに当たった物体は、床に落ちて硬質な音を鳴らす。
「たく〜! そんなの投げ付けて危ないだろハナブサ! 生徒さんに当てたらどうするんだよ!」
そう謎の飛行物体は扇子だった。
扇子の持ち主の和風眼鏡男子ハナブサは無駄な動き一つなく、優美なポーズで扇子を拾い上げる。
「私は狙った的は外しません。それより貴方の抱き付き癖の方が問題です」
私から離れたコウセイはハナブサに向かって注意するが、ハナブサは扇子を手で叩きながら淡々と言い返してきた。
「そういう問題じゃなくてだな!」
「ではどういう問題ですか?」
な、何だか一触即発なムードになっている!?
まぁ喧嘩なんかしないだろうけど……
ところでなんで、受付担当が二人もいるんだろう?
まさかここでどちらかを選んだら、レッスン担当の講師も決まったりして!?
突然の『ラブカルロシアンルーレット』――――!?
いやいや待って……
その前に一応確認してみよう!
「あの……今日の受付はどちらになるんでしょうか?」
質問をしてみると、睨み合っていた二人は一斉に私の方へ振り返って――――