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第26章 LOVE Lesson２ Ｈ

「俺だよ！」
「私です」

同時に言って、声をハモらせる。

「えぇっ！？  二人とも？」

若しかしてシステムエラーか何かで、ブッキングオーバーでもしちゃったのかな？

取り敢えずここは、どちらか一人に絞って貰った方が良いわよね？

順番からいくとコウセイかな？

「あの〜？  今日の本来の受付はどちらが〜？」

名指しも失礼かと思って濁して聞くと

「俺だよ！」
「私です」

また同じく回答された。

新手のギャグか！？
この二人ラブカルお笑いチームでも組んだんじゃなかろうか？

「いやいや！  本当にコウセイさんとハナブサさんのどちらかなんですか！！」

「俺だってぇ〜！」
「私です」

ちょっと具体的に言っても、二人はコントを続けてくる。

コウセイはともかく、真面目を絵に描いたようなハナブサまで悪ノリし過ぎでしょ！

「じゃなくってぇ〜！  今日はコウセイさんが受付でしょ！」

「そうそう俺〜！」
「私も一緒です」

ハナブサ、しつこ〜い！

と、思ったけど……今『私も一緒』って仰りましたか？