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ラブカルチャースクール+α
第26章 LOVE Lesson2 H
ハナブサに頭を上げて貰おうと、手を伸ばしかけた途端――――
スッパァァァン!!
「わっ!!」
「早急にご理解頂きありがとうございます」
勢い良く開いた扇子と共に、バネが付いたみたいな素早さでハナブサは頭を戻した。
ビックリした〜。
ハナブサの突拍子もない行動には、いつも驚かされる。
伸ばしかけた手を胸元に当てて戸惑っている私の前で、ハナブサは涼し気な顔で眼鏡を外し、少し乱れた髪を掻き上げた。
サラサラと流れるように落ちる真っ黒な前髪は、女の私から見ても綺麗な髪質で羨ましく思える。
う〜ん……
黙っていれば、ハナブサもイケメン和風男子なんだけどな……
何分、あの扇子が意表を突いてきて落ち着かないのよね。
でもハナブサもラブカル講師だから、あっちのテクニックはあるわけよね?
今までどんな女性と付き合ってきたんだろう?
その部分はワタリ以上に謎めいて感じる。
眼鏡をかけ直すハナブサを眺めながら色んな思考が巡っていると――――
「お待たせしました! お茶をお持ちしました!」
元気印のナツが、いつになく大きなトレーを持って現れた。
スッパァァァン!!
「わっ!!」
「早急にご理解頂きありがとうございます」
勢い良く開いた扇子と共に、バネが付いたみたいな素早さでハナブサは頭を戻した。
ビックリした〜。
ハナブサの突拍子もない行動には、いつも驚かされる。
伸ばしかけた手を胸元に当てて戸惑っている私の前で、ハナブサは涼し気な顔で眼鏡を外し、少し乱れた髪を掻き上げた。
サラサラと流れるように落ちる真っ黒な前髪は、女の私から見ても綺麗な髪質で羨ましく思える。
う〜ん……
黙っていれば、ハナブサもイケメン和風男子なんだけどな……
何分、あの扇子が意表を突いてきて落ち着かないのよね。
でもハナブサもラブカル講師だから、あっちのテクニックはあるわけよね?
今までどんな女性と付き合ってきたんだろう?
その部分はワタリ以上に謎めいて感じる。
眼鏡をかけ直すハナブサを眺めながら色んな思考が巡っていると――――
「お待たせしました! お茶をお持ちしました!」
元気印のナツが、いつになく大きなトレーを持って現れた。