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ラブカルチャースクール+α
第26章 LOVE Lesson2 H
「ナツスペシャル! 遊園地ラテアートっすぅ〜!!」
トレーの上に置かれていたのは、もはやカップではなくて大きなボールとお皿だった。
ボールとお皿から大量に溢れ出ている泡が、立体的になって遊園地のアトラクションのように見せている。
「す……ごいね……。こんなこともできちゃうんだね……」
もう自分の中で感動を通り越して、上手く言葉に表せない。
「今日までの一週間、寝る間を惜しんで研究したっす!」
ナツの親指を立て、白い歯が丸見えになるくらいニカっと満面で笑った。
コウセイとハナブサも、これにはしばし口を噤んでしまう。
「なんか……飲むの勿体無いわね」
ラブカル内のことは外には口外できないから、記念の写メもできないし。
それ以前に、どうやって飲めば良いのか考えあぐねる。
それに、いくら飲んでも泡だらけで抹茶に辿り着ける気がしない。
アワアワ遊園地の前で固まっていると
「気にしないでググッといって下さい! 芸術とは儚いものですから……」
胸に手を当てて顔をしかめるナツは、すっかり自分の世界に浸ってしまっていた。
トレーの上に置かれていたのは、もはやカップではなくて大きなボールとお皿だった。
ボールとお皿から大量に溢れ出ている泡が、立体的になって遊園地のアトラクションのように見せている。
「す……ごいね……。こんなこともできちゃうんだね……」
もう自分の中で感動を通り越して、上手く言葉に表せない。
「今日までの一週間、寝る間を惜しんで研究したっす!」
ナツの親指を立て、白い歯が丸見えになるくらいニカっと満面で笑った。
コウセイとハナブサも、これにはしばし口を噤んでしまう。
「なんか……飲むの勿体無いわね」
ラブカル内のことは外には口外できないから、記念の写メもできないし。
それ以前に、どうやって飲めば良いのか考えあぐねる。
それに、いくら飲んでも泡だらけで抹茶に辿り着ける気がしない。
アワアワ遊園地の前で固まっていると
「気にしないでググッといって下さい! 芸術とは儚いものですから……」
胸に手を当てて顔をしかめるナツは、すっかり自分の世界に浸ってしまっていた。