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ラブカルチャースクール+α
第26章 LOVE Lesson2 H
「じゃぁ、頂こうかな」

ただ一人で飲むには量が多すぎる……。

正面を向くと、ジッと私を見守っている受付二人組。

コウセイに視線を向けると

「皆んなで飲もうか?」

ハナブサに視線を向けると

「せっかくの遊園地ですからね。皆んなで堪能させて頂きましょうか」

流石二人とも私の気持ちを察してくれた。

「ナツ、何か泡を掬えるもの持って来て」

「えっ!  あ、はい!  分かりました!」

ナルシシズム状態だったナツは我に返って、急いで給湯室に泡を取り分けする物を調達しに行く。

「はい!  お待たせしました!  どうぞお召し上がり下さい!」

ナツは私たちに大きめのスプーンと取り皿?  を持って来てくれた。

「ありがとう」

本来なら抹茶部分を飲むのがメインな筈なのに、この様子だと泡しか飲めないだろう。

何処から飲もうかな……
ちょっと小高く作られているお城は、後にしとこうかしら?

「頂きま〜す」

当たり障りなさそうな部分から泡を掬い上げようとしたら――――

「何これ、山?」

多分お城らしき物体をコウセイがいとも容易く、真ん中から一刀両断した。

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