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ラブカルチャースクール+α
第26章 LOVE Lesson2 H
何か飲むの気がひけるな……。
でもハナブサが言う通り、もう直ぐレッスンが始まってしまうだろう。
パンダを崩すのを気にしている横で、コウセイはナツ力作の遊園地を片っ端に決壊に至らしめている。
「次は観覧車〜!」
「コウセイさん! 潰してばっかじゃないっすか〜!」
ナツは可哀想だけど、コウセイの行動に背中を押して貰うようにパンダにスプーンを差し込む。
ゴメンねパンダちゃん――――。
頬っぺた部分から掬い上げると、抹茶色の黒目部分が少し歪んだ。
泡を口に入れると、優しい舌触りとほんのりした甘味が広がって凄く美味しかった。
「美味しい……美味しいよ、ナツ!」
素直な感激をナツに伝えたが、コウセイにグチャグチャにされて閉園した遊園地にナツは床に手をついて項垂れていて、私の感激は届いていない。
あぁ……ナツ可哀想だな。
ナツに同情してしまうけど、私に気を使わせないようにしてくれたコウセイの配慮には感謝してしまう。
その時――――
プルルルルル!
コント終了のタイミングを見計らったように、レッスン開始の合図が鳴り響いた。
でもハナブサが言う通り、もう直ぐレッスンが始まってしまうだろう。
パンダを崩すのを気にしている横で、コウセイはナツ力作の遊園地を片っ端に決壊に至らしめている。
「次は観覧車〜!」
「コウセイさん! 潰してばっかじゃないっすか〜!」
ナツは可哀想だけど、コウセイの行動に背中を押して貰うようにパンダにスプーンを差し込む。
ゴメンねパンダちゃん――――。
頬っぺた部分から掬い上げると、抹茶色の黒目部分が少し歪んだ。
泡を口に入れると、優しい舌触りとほんのりした甘味が広がって凄く美味しかった。
「美味しい……美味しいよ、ナツ!」
素直な感激をナツに伝えたが、コウセイにグチャグチャにされて閉園した遊園地にナツは床に手をついて項垂れていて、私の感激は届いていない。
あぁ……ナツ可哀想だな。
ナツに同情してしまうけど、私に気を使わせないようにしてくれたコウセイの配慮には感謝してしまう。
その時――――
プルルルルル!
コント終了のタイミングを見計らったように、レッスン開始の合図が鳴り響いた。