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第26章 LOVE Lesson２ Ｈ

ぎゃぁぁぁぁ！！
もう早速、お色気攻撃だぁ〜！

何かされた訳じゃないのに、クラクラと眩暈が起きそうになる。

頭を下げた状態で、口から心臓が飛び出そうだ。

落ち着いて……。
落ち着くのよ、私！！

まだ宇宙人……あ！
ヤナセは現れたばかりなんだから、今ここでこんなに動揺していたら、レッスンで気絶してしまうわ！

先ずはゆっくり深呼吸をして――――

「きゃぁ！！」

「ずっと頭を下げてますと……お辛くなるかと……」

思いっきり息を吸い込もうとした途端ヤナセに肩を掴まれて、体勢を元に戻されていた。

「ど、どうも……ありがとうございます……」

「お気になさらずに……まだレッスンは緊張されてますか？」

ヤナセは私の肩を抱きながら、笑顔で覗き込むように顔を傾けてくる。

柔らかそうな髪がサラサラと流れて、金糸が靡いているみたいだ。

「はい……まだちょっと、緊張してます」

「クス……そんなに緊張されるとは……可愛らしいですね」

絡みそうな舌で何とか答えると、ヤナセは眩しいほどの美しさで微笑んできた。