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ラブカルチャースクール+α
第26章 LOVE Lesson2 H
しまったぁぁぁ!!

相手は宇宙人、瞬間移動なんて訳ない!!

……そんな訳もない……。

「あ……ヤナセさん?  どうかされましたか?」

笑顔をなんとか作ってみようとするけど、明らかに顔が引き攣ってしまう。

そんな私の胸の内も、見透かしているだろう宇宙……ヤナセは、長い指先を顎に添えてきた。

親指が紅でも引くように、ゆっくりと下唇をなぞり上げていく。

指で撫でられる感触に唇がゾクゾクとして、頭の芯が宙に浮いた感覚になった。

「あ……」

唇しか触られていないのに、甘ったるい声が自然と溢れ出してくる。

ヤナセは少し目を伏せ、ライトブラウンの長い睫毛をヘーゼルに映す。

作り物のように綺麗な形の鼻と唇が傾いて、私の口元に寄せられたきた。

やっぱり『口移し』は実行されてしまうのね――――!!

前回のシャワーとお着替えといい……
元よりこの人の逆らえる訳ないのよね。

今日はあらゆる羞恥プレイを満喫させられるに違いない……

ふ、ふふふふぅ〜〜。

あと数センチでお茶が注入される所までヤナセの唇が近付いてきて――――

覚悟を決めて目を閉じた。

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