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ラブカルチャースクール+α
第26章 LOVE Lesson2 H
『お手伝い』ですって――――!?

物凄く嫌な予感がした。

「ヤナセさんっ!?」

「このままジッと……してて下さいね」

「は……いぃぃ〜」

一人で飲みますって言ったところで、「クス……ご遠慮なく」とか言ってゴリ押しされるのは目に見えている。

ここはラブカルで学んだ『されるがままで早く終わらそう!』に徹するしかないかもしれない。

後はただ、無難にお茶を飲むだけで終わるのを祈るばかりだ。

それにしても誰かに湯呑みでお茶を飲ませて貰うなんて、人生で生まれて初めてなんですけど……
上手く飲める自信がない。

初めてのことと、ヤナセに何かされるのではとの緊張感に、太ももに載せた手がスカートをクシャクシャにしてしまう。

ヤナセは微笑みを浮かべながら、手に持った湯呑みを私の唇に近付けてくる。

湯呑みを持って、こんな色っぽく微笑んでいる男性なんて見たことないわ。

目を細めて見入っていると

「ゆっくりと湯呑みを傾けますので……少しずつ含んで下さい……」

耳元にヤナセは吐息を掛けて、艶っぽく囁くように説明してきた。

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